こまちシャトルとは
「こまちシャトル」は湯沢駅と温泉、温泉と温泉を結ぶ、おひとり様から利用できるタクシーを使った予約制の乗合交通サービス及び貸切観光タクシーです。これまで公共交通機関では行くことができなかった「川原毛地獄」や「泥湯温泉」をはじめとする自慢の秘湯をつないで走る「こまちシャトル」で、雄大な自然景観と各地に湧き出る個性あふれる温泉をお楽しみください。
※湯沢駅から小安峡までは民間のバス路線もご利用ください。
運行期間
乗合タクシー | 小安線、泥湯線、秋の宮線、増田小安線(通年運行) 秘湯線、栗駒線 (6月中旬~10月下旬) |
観光タクシー | 6月中旬~10月下旬 |
先着の予約制です。
1名様からご予約できます。
路線のご案内
湯沢駅
奥羽本線の発着駅であるJR湯沢駅は平成27年にリニューアルされました。湯沢市の夏の行事「七夕絵どうろうまつり」の絵どうろうをモチーフにしたガラス張りのデザイン、酒どころ湯沢の酒蔵をイメージした玄関や白壁など、古き良き時代を踏襲しつつモダンなデザインの建物となっています。構内にはゆざわジオパークガイドの皆様が常勤し、観光や交通のサポートを行っています。この湯沢駅周辺には、元祖オランダ焼きが味わえるお店や見学・買い物ができる伝統ある3つの酒蔵、秋田県指定有形文化財となっている雄勝郡会議事堂記念館などがあります。また、駅からまっすぐ行った場所は、こちらも新しくなったばかりの湯沢市役所、環境庁の日本名水100選となった力水、中央公園などがある憩いの場所となっています。駅前を横断する昔ながらの面影が残る「大堰」や「小路」はまち歩きのルートにもなっています。
小安峡温泉
皆瀬川の急流が長年にわたり両岸を深く浸食してできたV字谷「小安峡」。春は新緑、秋は紅葉。そして冬は峡谷に下がる大きなつらら「しがっこ」を楽しむことができます。
岩づたいに階段を約60m程降りると、その先には遊歩道が続いています。大地の息吹を感じさせるように熱湯と蒸気が激しく噴出しているここが、小安峡一の名所、「大噴湯」です。蒸気や熱水がたまっている地熱貯留層の亀裂が露出しているという世界でも珍しい地形です。河原湯橋の上からも蒸気の噴出を眺めることができます。
江戸時代の紀行家、菅江真澄もこの地を訪れ、「雷神のひびきのようなすごい音がして水がはじけるように湯が噴き出していた」と高松日記に記しています。